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ある晩、仕事で遅くなり仲間内では「通ってはいけない」峠を通ることにした。
呪われた峠と言われるそこは、幾人もの地元の走り屋が命を落としている。
事故を起こした連中には変なものを見たという者まで…
丁度峠も中腹に差し掛かった頃、俺はバックミラーに白い人影を認めた。
老婆である。
白い装束を着た老婆が、髪を振り乱して猛スピードで追いついてくる。
こんな馬鹿な!?80kmは出ているんだぞ!
老婆は悠々と俺の愛車を追い抜いた。峠はもうすぐ終わる。

俺はアクセルを踏み込む。老婆がぐんぐんと近づいてくる。
振り向いて少し驚いたようだったが、老婆もスピードを上げる。
くっ、なんて馬力だ。
俺も全身のアドレナリンを集めて、更にアクセルを踏み込む。時空を越えそうだ。
老婆に並んだ。
ババァが俺に勝てると思ったのか。そんな殺気が俺に悪魔的な発想をさせた。幅寄せである。
迫り来る老婆の表情は恐怖に歪んでいた。
すると老婆はなんと、俺の車のフロントに飛び乗った。
それまで出ていた120km/hが相対速度で240km/h。
老婆はカタパルトに弾かれた戦闘機のように跳んだ。
なんて奴だ。この俺の完敗だ。
しかしこの先は…!

この先こそ、走り屋の志を砕いてきた魔のカーブである。
既に戦意を喪失していた俺は急ブレーキをかける。
老婆も慌てて止まろうとしたらしく、踵からは火柱と煙が上がり、体は大きく傾いた。
しかし老婆についていた加速度を制御することは最早出来なかった。

その先のガードレールを突き破り、老婆は跳んだ―。
しかしその姿は美しかった。オリンピック選手が見せるどんな跳躍よりも高く華麗に。
跳躍は落ちることなく、夜の星空を背景に、どんどんと舞い上がりそして―
スローモーションのように崖下の闇に飲み込まれていた。

後日俺は花束を持ってそのカーブを訪れた。
宵闇に散った、一人の戦友の勇気を称えに。



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2011.11.29 こっくりさん
放課後、友人3人とこっくりさんをやってみることに。
最初から半信半疑だったが、アルファベットの上の10円玉はやっぱり動かない。

俺が『もう帰ろうか』と指を離すと友人Aに『馬鹿!お前こっくりさんの終わらせ方知らないのかよ!』と凄い剣幕で怒鳴られた。
え?え?と慌てふためく俺。
他の2人にもなんか真剣な顔で睨まれる。
10円玉を通じて会話をしないだけで、こっくりさんは 『きていた』 かも知れないらしいのだ。
とりあえずもう一度指を置く。指を離す前に、こっくりさんに帰ってもらわないといけなかったらしい。
『こっくりさん、こっくりさん、お帰りください…』
祈るように繰り返す。
磁石に引っ張られるような感じで、10円玉が動き出した。

K… O…

友人の顔を見回すと、みんな青ざめた顔で10円玉から目を離せずにいる。
とても誰かがわざと動かしているようには見えない。

R… O…

階段から足音が聞こえた。みんな顔を見合わす。
先生か?いや、これは人間の足音じゃない。
上手く言えないけど、生気を感じない足音だ。

S… U…

みんなガタガタ震えだした。足音は確かに近づいてくる。
すぐにでも逃げ出したいのに、指が10円玉から離れない。10円玉は止まらない。

K… E…

振り向くとコロ助が立っていた。
空気読め。殺す気か。



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学校に来ない奴がいる。
奴には教えてないのに、クラスの中で携帯を持っている人全員の携帯アドレスに、そいつからメールが入る。
教えている奴がいると、クラス中で大騒ぎになった。
気味が悪くてアドレスを変えても、必ず届く。
元々奴を毛嫌いしていた女子が特に酷い被害にあっている。
一日に100通以上入ってくる。

ある時、その女子が「おかしいよ、アドレス変えても来るのよ」といい、みんなの目の前で携帯のアドレスを変えた。
新しいアドレスを知っているのはその場に居る者だけ…
20秒も経たなかったと思う…
女子の携帯にメールが入った。
「コロコロアドレスかえんじゃねえ!」

誰も奴に教えていない…
テレパシーでも無い限りは無理、パニックになった。
すげぇ怖かった…


しかし本当に怖いのは
……俺のところだけ、奴からのメールがこない
忘れられている(´・ω・`)




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うちの実家に居た幽霊の話。
通称「がしゃがしゃのおじさん」「がしゃがしゃさん」
基本子供にしか見えない。中学生ぐらいから自然と気にならなくなる。
なんで「がしゃがしゃ」かというと、鎧を着てるから。(鉄ずれの音がインパクトに残るようで)
少なくとも爺様が子供の時にはもう居たらしい。

家に入った泥棒はとっちめたり、子供のお守をしてくれたり、延焼を防いでくれたりと一見守り神のようながしゃがしゃさんだが、実はかなり恐がりでドジ。
テレビやラジオのようなものは慣れたらしいが、俺が子供の時はカメラやファンヒーターにびくぅ!とすくみあがる姿を何度も見た。(音や光にびっくりするらしい)

その最たるもので今でも語り種なのは、俺が子供の時の話。
沢遊びに行って、足を滑らせて深みにはまった従兄弟を助けようとして飛び込ん父。
それと同時に何故か一緒に飛び込むがしゃがしゃさん。

「え?ついてきてたの?」と訳が分からないまま呆然と見てたら父が従兄弟を抱えて岸辺に戻ってきた。
水飲んでないみたいだし大丈夫だな、よかったなー、と騒ぐ大人達をよそに、子供一同川に釘付け。
手足バタバタさせているがしゃがしゃさん……明らかに溺れていた。

「うわあ助けないと!」と騒ぐ子供。
俺は父に「がしゃがしゃさん溺れてる!」と言うと、「鎧きてんのに何やってんだバカかー!」と父も慌て出す。
「どこらへんに居るんだ、俺もっぺん飛び込むから(父にはもう見えてない)」という親父を制し、いつも冷静な兄貴が一言
「……一度死んでるのに溺れるもん?」

しーんと静まり返った中、鎧の鉄ずれの音をさせてがしゃがしゃさんは川から浮き上がり、バツが悪そうに背中丸めて立ち去っていった。
先日実家を取り壊す時に、十何年ぶりに姿を見かけた。

恐がりでドジなうえに泣き虫なおじさんだと判明。
鎧はぼろぼろで落ち武者みたいだった。
親父や爺様にどことなく似ているから御先祖なんだろうか。
今では兄のところにいるがしゃがしゃさん。
電気ケトルのスイッチがきれるバチン!という音にびくびくしてると甥っ子が教えてくれた。



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2011.11.22 リカちゃん
「私・・・リカちゃん・・・今あなたの部屋の前にいるの・・・」
たいへんだ。入ってくる。どうすればいいんだ・・・!!
「私・・・リカちゃん・・・今あなたのベランダにいるの・・・」
ベランダだと!? ベランダから入ってくる気か!?
「私・・・リカちゃん・・・今セブン・イレブンにいるの・・・」
あれ?うちの裏のコンビニか?
「私・・・リカちゃん・・・今吉野家にいるの・・・」
おお・・・遠ざかってゆく・・・。

それは3年も前のことでした。
今朝、会社へ出かける前に、「ハバロフスクにいる」との便りをもらいました。
春はまだ遠いだろうなあ。
がんばれよ。




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ここは茨城県T市の大学寮H宿舎最近この宿舎の学生達はあるものに迷惑していた。
それは幽霊である。
その幽霊はマラソンランナーのような姿をしており、壁をすり抜けて宿舎の端から端の部屋までを走るのだという。
ランニング幽霊と名づけられたその幽霊は、寝ている学生達を踏んで夜の宿舎を走るために、踏みつけられたりビックリする学生が続出していた。

「そういえばこの大学の陸上部の部員でマラソンのゴール直前で死んでしまった奴がいて、その幽霊が出るんだってさ。きっとあれなんだろう」
そんな話を聞いたひとりの学生が「俺に考えがある」と言って次の日の夜、自分の部屋に寮のみんなを集めた。
彼はテープを用意すると部屋にいた一人に端を持ってくれと頼んだ。
そして、深夜ランニング幽霊が現れた。
幽霊はいつものように壁をすり抜けて現れたが、学生の持っているテープを切ると満足した表情をして消えてしまった。

なぜ消えたのか訳を聞かれた学生は
「なあに、幽霊はゴール直前で死んでしまったんだろ?だからテープを切らせてやったんだ。さっき作ったのは幽霊の待ち焦がれたゴールテープだったんだよ」
そういって学生はにっこり笑った。



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2011.11.22 見たな!!
とある古い旅館に泊まった時の出来事。
私は夜中にトイレに行こうとして、見てはいけないものを見てしまった。
この世の者ではない者が首をまわし「見たな!」と叫ぶと、私のことを追いかけてきた。
私は部屋に逃げ帰り、布団をかぶって震えていた。
すると、旅館の廊下を奴が歩いてくる音がする。
どうやら一つ一つの部屋を調べているようだ。

ガラリ。
「ここにはいない…」

トットットッ、ガラリ。
「ここにもいない…」

声はだんだんと近付いてくる。
そしてついに私の部屋の戸が開けられた。
ガラリ!

「ここにもいない!!」
すすり泣く声はだんだんと遠ざかっていった。




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真夜中、田舎の民宿に綺麗な女性が現れた。
『泊めて下さい、ここしか無いんです』
確かに近くには民家もなく、断られると野宿だろう。
女は随分疲れた様子だ。

『いわく付きの部屋なら空いてますよ。お代はいりませんので…』
主人のすまなそうな声に女は喜んだ。
『構いません、霊が出るくらいなら…』
主人は言った。
『呪う類じゃないんです、目を閉じて1時間程我慢してれば…』
『わかりました…』

そしてその女が寝床に入ってしばらくすると足元を撫でられるような感触が…
『来たわ、目を開けたらいけないのね』
と思いながらも思わず薄目を開けてみると…




パンツ1枚で興奮した主人がいた。



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ある日を境に、僕の周りで不思議なことが頻繁に起こり始めた。


ある夏の出来事
もともと水に顔をつけるのが苦手で、当然泳ぎは不得意。
水泳の授業は、わざと水着を忘れたり仮病を使って極力避けていた。
しかし水泳大会は全員参加。両親も来るということで逃げ道はなくなった。
恐る恐る飛び込み台に立ち、意を決して水の中へ。

ん?不思議と息が苦しくない。泳ぎは下手だがなんとか15メートルを泳ぎきった。


ある冬の出来事
バレンタインデーが近く、気になるあの娘の気を引く為、柄にもなく身体を鍛え始めた。
苦手な朝でもふと目が覚め5キロのジョギングを終え学校に行き、帰宅すると腕立て腹筋に背筋という生活を1週間続けた。
慣れないことはするもんじゃない。
風邪を引きガタガタと震えながら布団にもぐるハメになってしまった。
はぁ、俺はいつもこうだ。。。
自分の腑甲斐なさに、天井を見つめながら涙を浮かべていた。

すると
ん?暖かい。。。
さっきまで何枚服を着ても治まらない寒さが嘘のようにポカポカしてきた身体。
翌日には学校へいける程に回復し、念願の本命チョコ?まで貰うことができた。


今思うと、机の引き出しが開き放しになっていたあの日から、夜な夜な押し入れからゴソゴソと物音がするようになったあの日から、何かが俺を助けてくれている、そんな気がする。
俺には見えないキミが何なのか、あえて詮索はしない。
この不思議な共同生活が終わってしまいそうだから。

が、できるなら一言だけキミ伝えたいことがある。


『いつも、本当にありがとう』



「もう、いつもドジなんだから。のび太くんは」




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大学が長期の休みに入ったが、リア充の奴らと違い、喪男キモオタの典型的代表例のような俺らには心底することがなかった。

暇に任せ関東圏のとある心霊スポットに肝試しに行くことにした。

キモオタと肝試しをして、無駄にキャーキャー怖がりながら抱きついてくれるような女の子が居るはずもない。
女の子が1人も居ない野郎だけの肝試しで当然盛り上がるわけもなく。

心霊スポットなのに、怪奇現象はもちろん幽霊すら出ず。
テンションも下がりしらけたムードのまま。
何も起きずに肝試しは終了した。

その後、俺の家で酒盛りをしながらのアニメとエロゲ観賞で盛り上がった。
キモオタの集まりだ。肝試しの何倍も盛り上がったことは言うまでもない。

酒も入っていい具合にハイになってきた頃、急に部屋の明かりがすごい勢いで瞬き始めた。
何事かと思っていたら、窓ガラスも外からバシバシ叩かれてる。
両方の掌でおもいっきり叩いてる感じだ。

今から考えるとかなり恐ろしいんだけど、その時の俺らは全く怖くなかった。
何故怖くなかったかというと、そのときしていたゲームが「坊さんが幽霊の女の子を優しいエロで成仏させる」というコンセプトのどうしようもないエロゲだったから…。


俺:キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
友人:キタキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
友人:萌え!むしろ萌え!
全員:もえええええええええええええええええっ!!!


本物の幽霊を前にしてこの反応。
今考えると、何か正気の沙汰じゃない。
でもその時の俺らはエロゲの力と、キモオタの力と、酒の力を借り、力の限り萌え続けたんだ。

しばらくの間、萌えー!萌えー !! とひとしきり騒いでいると、チカチカ点滅を繰り返していた部屋明かりが、ふっと完全に消えたと思ったら、全員で車の座席順のように並んで座ってた俺らのちょうど真中に、女の人が立ってた。

女の人はずぶ濡れで、色は暗くさと濡れててよく分かんなかったんだけど、長いスカートを履いていた。スカートの裾からは雫がポタポタと垂れていた。


全員:もええええええええええええええええええっ!!
友人:ちょwwwwwっをまwwwww
友人:お、おっぱい!
全員:うおおおおおおおおおおおおおお!もええええええええ!

ずぶ濡れの女の人に向かっておっぱいコール。
全員でおっぱい!おっぱい!と絶叫連呼。

  _  ∩ ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
  ⊂彡

幽霊に向かっておっぱいコールをする俺らの不可解に行動に。
女の人はちょっと眉を顰めた後にふっと消えてしまった。
俺は眉を顰めた顔を見てなかったけど、その話を聞いて「眉を顰めた顔は萌えるなあ、見たかったなあ」と思った。

幽霊でさえ、俺らの近くに女性は居着いてくれない。
ちょっと悲しくなった。

おしまい。全部実話です…orz


<おまけ>

俺らは6人中6人がお察しくださいなキモオタです。
小学生の時は話しかけただけで女子生徒に泣かれた経験があるようなキモオタです。
俺なんですが。

女の人も興味で俺らについてきたんじゃなく、”呪ってやる”とか ”何かを伝えたい”とかの目的があったんだと思います。

そういうのって死んでまで成し遂げたいわけですから、すごい執念だと思うんです。
その精神力?に俺ら6人の「萌えの力」が勝ち、彼女が消えてしまったとしたら、現代のエクソシストはキモオタに……ならんですよねえ…。

でも1点に集中した6人分の全力の情念は幽霊の情念にも時には勝てる。
そういう話だと思って、ひとつ。




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