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2012.03.04 行列
知り合いから聞いた話です。

彼女の弟は霊感が強いらしく、小さい頃からよく
「そこで男の人が見てる」と泣き出すようなことがあったそうです。
そんな話を聞いた叔父さんが、「そんな奴叔父さんがみーんな連れていっちゃうから安心しろ!」と笑いながら言いました。
叔父さんが帰るとき、弟は窓から帰っていく叔父さんをずっと見ていたそうです。

そして後から
「何か見えてたの?」 と聞くと、
「叔父さんが歩いてる先に髪の長い女が立っていて、髪をクシでとかしながらずっと叔父さんを笑いながら見てた。
叔父さんがその女の横を通り過ぎても、女は叔父さんの後姿をずっと見てたよ。ちなみに…」
そこで言葉を切って

「叔父さんの後ろにはズラーって行列ができてて、本当にみんな叔父さんの後ろについていってた」

その叔父さんは、それからすぐに身体を壊し入院したそうです。
その知らせの電話がかかってきた時、弟はうつむいてすぐ部屋に行ってしまい、それから弟はもう自分が見えることを家族にも話さなくなったと言っていました。



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2012.03.04 占い
19歳の時、私の兄と兄の友人が海で波にさらわれて行方不明になったんですが…

その時、ニュースで実名で報道され、ニュースを見た私の友人も何人か心配して連絡をくれました。
その中に占いができる友人がいて、私は藁にも縋る思いで 「兄は戻ってくるのかどうか占って欲しい」と頼んだところ彼女は「ごめん。占えない。ホントゴメン」と言って切られてしまった。

翌日、彼女は家にやってきて私に夕べの非礼を詫び
「実は私は占いなんてまったくできない。
ただ、少し不思議な力があるらしく、人に見えないものが見える時がある。

貴方のお兄さんは既に亡くなっているのが見えた。
現在はここらへん(地図を指差す)にいるはず。
でも、見つかるのは明日の昼少し過ぎでここら辺で見つかるはず」と教えてくれた。
そして実際、兄は翌日の12時半過ぎ、船で兄を探していた親族が発見された。
ちょうど彼女が指差した位置だった。

そして一昨年、近所でひき逃げ事故があった。
小学二年生の子供が殺されたのだが、犯人は逃走してその位置に看板だけが立っていた。
ある日、その友人が遊びに来た時、隣の家の車を見て一瞬驚いた顔をし、そのまま私を引っ張って「家にはいろ。急いで」と家に引きずり込んだ。

「どうしたの?」と聞くと「あの隣の人の車のタイヤに小学生の低学年くらいの子供が血まみれでしがみついてる」と言った。
数日後、その隣の家の息子さんがひき逃げで逮捕された。

余談ですが(あんまり怖くないかもですが)兄が海の事故で死ぬ前の年、兄と私は親戚の船に乗せてもらい釣りにでかけた。
しばらく釣りを楽しんでいたら、突然兄が「海の中に人がいる」と言い出した。

私が覗き込んでも何も見えない。
「どんなのが見えたの?」と聞くと「骸骨みたいな手が俺を引っ張ろうとしていた」と言った。
ビビった親戚はそのまま船を動かし逃げて帰った。

それが8月某日。
偶然かもしれないけど、兄が亡くなったのも翌年の8月某日。
その時一緒だった親戚は「あの時の手が○○(兄)を捕まえたんだ」と葬式で言っていた。



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2012.03.03 神社の祭り
昔なんだけど、俺は友達と地元の神社の祭りに行った。
そのころ俺は中学生で、まぁ、無茶もやってしまうような好奇心旺盛な少年だったわけだ。
それで、俺は友達を誘って、神社の、さらに奥のほうの暗い道に行こうといった。
その暗い道っていうのは、昔からよくないうわさが絶えないような、いわば心霊スポットといわれるような場所だった。
もちろん友達もそのことを知っていて、「いやだよ、おれは」なんていっていた。
「ばっか、男なら行ってみなきゃいけないんだよ」って俺は説得して、嫌がる友達をむりに連れてその道に入った。
暗い道は、本当に真っ暗で何も見えなくて、雑木林になっていて、気温は夏なのに嫌に低いし、生き物の声さえしない。
何にも知らない人が来たって、ここは嫌な場所だと思うような感じだった。

「なぁ、もう帰らない?」
怖くなったのか友達はそういった。
けれども、俺は一度行くと言った以上完全に見て回るまでは帰りたくなかった。
「嫌だよ、まだ見るんだよ」
「俺もう怖いよ。もう帰っていいか?」
「だめだよ」俺はそういったけれど、友達は「もうだめだ。帰るわ」
そういって走ってどっかに行ってしまった。
どうしようもない俗物だと俺は思いながら、しばらく雑木林の中を探索し続けた。

しばらくすると暗がりの中からどこからかわかんないけど友達の情けない声が聞こえてきた。
「なぁ、こうゆう怖いところに冗談半分で入ると、出るっていうじゃん、やめとけよ~」
「はっ、お前、帰り道すら怖いのか?情けないなぁ。出るわけないだろーが」
それでもやつはしつこく続けた「いや、出るらしいよ・・・」まだそんなねぼけたこと言ってるのかって俺は苛立って無視した。
無視してしばらく歩いているうちにある違和感に気がついた。

・・・・・ん?さっきの、男の声だけど友達の声じゃねーなぁ?
そのとき、俺はもう急に背筋が寒くなって、怖くなって、そんな時にまた声が聞こえた



「俺がもう出てるじゃねーか」



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2012.03.03 振り返り
僕はその夜心霊番組を見た後に風呂に入った。
ああいった類の番組は好きだが尾を引く。
その時はなんとなしに見ているつもりでもシャワーで頭を洗っている時背後がとても気になることはよくあることだ。

その時も頭を洗っていてふと背後に気配を感じ恐る恐る振り返る。
何も無い。

前に向き直る、がまた背後が気になる。
振り向く。
やはり何も無い。

しかしこの時僕はおかしなことに気がついた。
背後を振り返るとき僕は右側から背後を振り返ったはずだ。
しかし前に向き直るとき僕はどちらから向き直った?

一瞬にして鳥肌が立った。
記憶を探る。
いいや、そんなはずは無い。
自分に言い聞かせる。
しかしいくら自分に言い聞かせたからといって…
360度の景色が僕の記憶にはある。



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2012.03.02 ハトコの話
おれのハトコがいわゆる見える人なんだが、そいつの話をしようと思う。

これはうちの母親から聞いた話。
小四のころ、よくハトコは学校から家へまっすぐ帰らず、寄り道をして友達と遊んでから帰った。
当然帰りは遅くなり、母親に叱られて、家の蔵に閉じ込められてしまったそうだ。
しばらくするとハトコの泣きわめく声がする。家に聞こえるほどだったらしいが、母親は出さなかった。
でも、騒ぎを聞き付けた隣のじいちゃんがハトコを倉から出してくれた。
そのハトコの様子はひどいものだったらしい。
蔵の二階から落ちたらしく顔や足に怪我を負い、泣きわめき、嘔吐をする。そして極めつけは手形だった。
ハトコの腕、足にくっきりと手形があったそうだ。背中にも。
ハトコの家は家族仲が悪かった。
そのため、というか普通に考えれば虐待の疑いがあるということで、公共機関も乗り出してきたらしいが、そんなこともなく、蔵にハトコ以外の誰かがいた痕跡があるわけでもなく(警察にも来てもらったらしい)、それにハトコは蔵で何があったのか絶対に言わなかった。
今も謎のままで、聞いても教えてくれない。

ハトコはそれからと言うもの、しきりに何かいると言っては怖がるようになった。
黒い子どもが見えるらしい。
精神的にもまずかった。
カウンセラーにも行ったらしいが、ハトコは何があったのか絶対に言わない。
しまいには喘息になってぶったおれた。
家庭環境が家庭環境だっために、ストレスが爆発したのではないかと、霊的なものは考えに入れてなかった(認めたくない?)らしいが、やっとお払いに行って言われたのは

「もう手遅れ」

べったりと何人も子どもがひっついている。
手を出したらこっちが危ない。
蔵に閉じ込められていたものがハトコに取り付いた。
蔵にはまだまだいるから、ハトコを少しでも長生きさせたければ、絶対に近寄らせるなと言われたらしい。

これも始めて知ったことだが、ハトコの蔵はひいじいさんが死ぬまでは、定期的にお払いをしていたということだった。
死んでからは一度もしていないようだった。
何があるのか、何があったのかは誰も知らない。

ハトコなら、なにか知っているかもしれないが。



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