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2011.11.12 第11夜~第20屋
第11夜
「後女」



中1の夏でした。
私の祖母の一番上の兄、泰造さんが亡くなりました。
といっても、私は泰造さんとは殆ど面識がなかったのですが夏休みということもあり、両親と共にお葬式に出掛ける事になり、私はそのとき初めて泰造さんの屋敷を訪れたのでした。
そこは某県の山奥、大自然に囲まれた、まさしく田舎といった場所で、屋敷と呼ぶにふさわしい、古いながらもとても大きな家構えでした。

敷地内には鶏小屋があり、たくさんの鶏が飼育されていました。
泰造さんの娘にあたるおばさんが、売りには出せない小さな卵を私や親戚の子供達にくれたので、大人達が集まるまでの時間、私は子供達と一緒にその卵を使って、おままごとなどをして過ごしました。
そのうちお葬式が始まり、私は足の痺れと眠気と闘いながらあまり面識のない泰造さんの遺影を見つめていました。

そしてお葬式も滞りなく終わり、両親や親戚のおじさんおばさん達はビールや寿司を囲みながら、泰造さんの思い出話や子供たちの話、世間話などで盛り上がり、私もおじさん達にビールを注いだりと愛想をふりまきながら、やがて田舎の涼しく心地よい風を感じる夕暮れ時となっていました。
ふと尿意を感じた私は席を立ち、ひとり便所へと向かいました。

かなりの田舎ということもあり、便所は少し変わったつくりをしていました。
扉を開くと裸電球の下、まず男用の小便器があり、そこにまた扉があります。
それを開くといわゆる、ぼっとん便所が奥にあるのです。
ですが、電気は始めの個室の裸電球しかなく、私はふたつめの扉をあけたまま、薄暗いぼっとん便所で用を足すことになりました。

田舎の夏の夕暮れの独特な雰囲気と、慣れない木造の便所で少し気味が悪かったのですが、鼻歌を歌い、気を紛らわしながら用を足し、服を整えて振り返りました。

それはいました。

ひとつめの個室の裸電球の下、白い服を着て、真っ黒な長い髪を無造作に束ねた女のうしろ姿。
私は恐怖で体が痺れたようになり、厭な汗が体中から噴き出しているのを感じました。
どれぐらいの時間でしょう。長いような短いような。女の頭から目を離せずにいた私の耳に
「コォォーーーーー……」
という、かすれた音のような声のようなものが聞こえてきました。
それと同時に私は少しずつ視線を下へとおとしていきました。
私の目に飛び込んできたものは、異様に爪の長いおんなの手の甲…そして足の…指…?

こっちを向いてる……!!

うしろ姿だとおもっていた女は、まぎれもなく正面を向いていました。
髪をすべて前へ下ろし、あごのあたりでひとつに束ねていたのです。
女の顔は全く見えない…見えないけれど見える…見えない…
「ひぃぃ…ひぃぃ…」私はガタガタ震えながら、泣いていました。
そして女はゆっくりと両手をあげ、髪を束ねている紐に手をかけようとしました…
そのとき「ガタッ」と扉の開く音と同時に、父の姿が見えました。

グルッ

女が扉のほうへ振り返り、そこで私は気を失いました。

目を覚ますと、私は布団に寝かされていました。両親が心配そうに私の顔を覗き込んでいました。
「変な女がおったんよ!!怖かった…怖かった…」
また泣きそうになる私を見て、二人はうんうんと頷いていました。父はあの女の姿を見てはいないようでした。
少し落ち着きを取り戻した私に、おばさんが一冊の古びた冊子を持ってきました。
それは亡くなった泰造さんの覚え書きのようなものでした。
そのうちの黄ばんだ1ページに墨で描かれていた絵は、私が便所で見た女そのものでした。
「うちのお父さんな、こんなおそろしいもん、よう見とったみたいなんよ。
この覚え書きはお父さんが死んでしもてから見つけたんやけど、なんやいつもえらい怯えとったんやわ。
それやのに全然気付いてあげれんかった…」
そう言っておばさんは涙ぐんでいました。

その覚え書きを見せてもらうと、泰造さんはあの女のことを後女(うしろ女?)と呼んでいたようでした。
鶏の飼育についてや森での狩りなどの覚え書きの合間合間に、後女について記してありました。
今となってはあまり覚えていませんが、最後のページにはこう書いてあったと思います。

「後女の真の面、真の背、目にしたとき我は死すか」

私は後女が振り返ったあのとき、女の後頭部を見たような気もするし、見なかったような気もします…
第12夜
「隣の夫婦喧嘩」



マンションの隣室に若い夫婦が住んでるのだけど、
いつも仲がいいのに、今大声張り上げてケンカしてる。

どうも奥さんの方が旦那に何か凄く怒ってるようだ。

物を投げたり叩いたりしてるのか知らないが、凄い音。
そして、さっき旦那が逃げるように出てくのが見えたんだけど、
不思議な事に、 旦那が居なくなっても
奥さんはまだ

「殺す!」「死ね!」

とか叫んで暴れてる。

え?っと思って隣との壁に耳付けてみた。



叫び声が急に止んだ…




「お前の事だって…!」

ドスの聞いた声が壁伝いに聞こえた…


第13夜
「霊柩車」


ある女性が海外旅行をしていた。
初日から買い物や食べ歩きを楽しんだので夜になると疲れてしまい、その日はホテルへ戻り、寝ることにした。

ところが、暫くして車のクラクションの音がして目を覚ました。
「うるさいな」と思い、窓から顔を出すと、霊柩車が止まっていた。

クラクションが止み、運転席から青白い顔の男が顔を出した。
「もう一人、お乗りになれますよ」
女性は気味悪く思い、慌てて窓とカーテンを閉め暫くしてから再び外を見ると霊柩車も男もいなかった。
不審に思いながらも再び眠りに付いた。

翌日になり、ホテルのフロントで「昨日深夜に霊柩車に乗った男がクラクションを鳴らしてよく眠れなかった」
と苦情を言うと「昨夜は誰も泊まりに来てませんし、霊柩車も通ってませんでしたよ」と言われた。

女性は不思議に思いながらもその日も観光名所へ行ったり、買い物などを楽しんだ。
隣の街へ足を運んでみようと思い女性がバスを待っていると古めかしいバスが止まってドアが開いた。
すると中から霊柩車の男が顔を出した。

「もう一人、お乗りになれますよ」
女性が「結構です」と断ると、バスは行ってしまった。
周りに居た人を見渡すと誰もさっきバスが来た事に気がついてないみたいだ。
女性は少しだけ怖くなった。

隣街へ着いて、女性はデパートへ向かった。
二階にある婦人服売場へ行こうとしてタイミングよく来たエレベーターへ乗ろうとした。
ドアが開くと、中からまたあの男が出てきた。

「もう一人、お乗りになれますよ」

女性は驚きと恐怖で叫びそうだったが、何とか「け、結構です…」と蚊の鳴くような声で断った。
男は無言でエレベーターへ乗り込んだ。

ドアが閉まったとたん、中から何かが千切れるような音と、凄まじい悲鳴、大きな物が落ちたような音がその場に響き渡った。
ワイヤーが切れ、エレベーターが落ちたのだ。

中に乗っていた十名の乗客は全員死亡。
不思議なことに、女性が見た霊柩車の男と証言の合う人物は誰一人居なかった。
あの男は一体何だったのだろう…


第14夜
「はぁ~い」



夕方遅く学校から帰ってくると、家の中が暗い。
「おかあさ~ん」と呼ぶと、2階からか小さな声で「はあ~い」と 応える声がする。
もういっかい呼ぶとまた「はあ~い」。

2階へ上がったところで、誰かが玄関の戸を開ける音が聞こえた。
「しゅんすけ、帰ってる~?」母だ。
なあんだ。さっきの声は気のせいか。

下へ駆け下りると、誰も居ない。
「…おかあさん?」呼んでみると、「はあ~い」。
風呂場の方だ。

洗面所をのぞいても、誰も居ない。
風呂の戸を開けて入る。


「…おかあさん?」

「…はあ~い」
すぐ後ろから声がした。


母の声じゃない。怖くて振り返ることが出来ない。



第15夜
「公園の幽霊」



Aが中学か高校生の時の話。
Aは友人2人(以下BとC)といつも仲良し3人組で遊んでいた。
夜中に家を抜け出して、近所の公園で話し込むのが彼らの日課になっていた。
その公園というのは、小高い丘の上にあり、丘の下にも別の公園があった。

ある夜、Aが丘の上の公園で友人を待っていると、しばらくしてBがやってきた。
しかし、なかなかCがやってこないので、彼はBと二人で丘を下り、Cを迎えに行こうとした。
すると下の公園のブランコに、白い服を着た少女が俯いたまま乗っていた。
二人は幽霊を見てしまったと、大慌てで丘の上の公園に走って帰った。

二人で「見てもうた」と顔面蒼白になっていると、Cが丘の下から上がってきた。
そこで二人はCに「下の公園に白い服着た少女がおったやろ?」と尋ねたが、Cは「そんな奴おらんかったで?」と言うばかり。
そんなはずはないと、意を決して今度は3人で下の公園に確認に行くと、やはり白い服を着た少女がブランコに寂しそうな顔をして乗っていた。
3人は急いで丘を駆け上がり、彼とBは
「やっぱりおったやんか」
「さみしそうな顔してブランコ乗ってたやんか」
とCを責めると、Cが「違うやんか。こっち見て笑ろてたやん」
と言った。
翌日学校に行く途中、友人Cは交通事故で亡くなったらしい。



第16夜
「夜道の幽霊」



俺は、友人と一緒に夜道を歩いていた。
この道は、夜中になると幽霊が出没するっていう曰く付きの道で、正直俺はガクブルだったね。

暫く歩いていると、背後から足音がしてきた。
振り返った俺は卒倒しそうになったね。
後ろから現れたのは、物凄く不気味な老婆だったからだ。
腰を屈め、髪を振り乱した凄い形相の老婆。
うわあ、あれ幽霊じゃね?
あの不気味な雰囲気、絶対この世のものじゃないって。

俺は、老婆から目を伏せようと努力した。
だが、そう思えば思うほど、恐怖と同じくらいの好奇心で、俺は背後からゆっくりと歩いてくる老婆を何度も振り返って見てしまった。

そして、俺は信じられない瞬間を目撃してしまったんだ。
前方からやってきた女子高生が、俺達の横を通り過ぎると、まっすぐ老婆の方へ歩いていった。
お互いに相手が見えない様子で、避ける様子もなく歩き続け、やがて二人はぶつかり――老婆は、良く出来た特撮のようにスーッと女子高生の身体をすり抜けた。

俺は、思いっきり悲鳴をあげてその場を逃げ出したね。
あの老婆は、やっぱり幽霊だったんだ。
最初からおかしいと思ってたんだよ。最初から異様な雰囲気で……。
「おいおい、どうしたんだよ」
追いかけてきた友人が尋ねてくる。俺は、うわ言のように呟いた。
「出た……。出たんだよ、幽霊が……。あの、婆さんが……」

すると、友人は思わず噴き出し、笑い転げてしまった。
背後からのろのろとやってきた老婆に、友人は普通に挨拶しているし、近くでよく見ると意外と何の変哲もない普通のお婆さんだ。
「あの人はうちのアパートの大家だよ。見た目ちょっと怖いけど、幽霊どころか当分死にそうにないくらい元気なババアだって」

何だ、怖がって損したぜ。何が幽霊が出る道だよ、怖がらせやがって。



【解説】
老婆が生きているなら、その前に通った女子高生は…?



第17夜
「着信」


二週間くらい前、合コンにて。
一人の女の子と仲良くなった。
話もむちゃくちゃ盛り上がって、向こうも好感持ってくれてるっぽかったし帰りは二人で帰って家まで送ってあげた。

別れ際、今度は二人で会おうと、ドキドキしながら彼女の電話番号を聞き
「じゃー俺がワン切りするね」と彼女の番号をコールした瞬間…
俺の携帯の発信画面に現れた文字は

「ストーカー?」


実は二年くらい前、数ヶ月に渡って昼夜を問わずに、ある携帯から 無言電話がかかってきていた。
時には女の泣き声が延々と聞こえることもあった。
俺は、その番号を「ストーカー?」という名前で登録し、着信拒否にしていた。

そのうち掛からなくなり忘れていたのだが、今まさに、目の前の彼女の携帯に かけた番号はその番号だった。


背筋が凍り付いた。



第18夜
「変わってくれよ」


夫と妻、二人暮らしの夫婦がいた。
夫は1ヶ月くらい前から毎日毎日、夢かどうかもわからない、
毎日同じ、おかしな夢ばかり見ると言う。

真夜中、ふと目が覚める。

すると天井に自分と全く同じ姿の人間がしがみついて
首だけ自分の方に向けて『お前はもう十分生きただろ、変わってくれよ』
と言ってくる、と言うものだった。

だから夫は、まるで朝の挨拶みたいに
「また今日も見ちゃったよ…」と毎日毎日妻に相談していたから、
妻も心配していた。


でもある日、その夫が起きてもおはよう、しか言わない。

妻があれ?っと思って、あの変な夢、見なかったの?って
聞いたら、夫は言ったらしい。


「なんのこと?」



第19夜
「道を教えてください」



夕方の路地でそう話し掛けてきたのは背の高い女だった。
足が異様に細くバランスが取れないのかぷるぷると震えている。
同じように手も木の枝のように細く、真っ赤なハンドバッグをぶら下げている。
はあはぁと何度もため息なのか呼吸なのか分からない息を吐き、 僕に聞いているはずなのに視線はまったく違う方向を向いている。

「あ…あの。どちらへ…?」
やばい人っぽい。
僕は早く答えて立ち去ろうと思った。

「春日谷町1-19-4-201」
「・・・・・・」

そこは僕のアパートの住所だった。
部屋番号までぴったりと合っていた。
「し、知りません」
僕は関わり合いたくないと本気で思い、そう答えた。
すると女はゴキッと腰が折れ曲がるほどにおじぎをして、 またふらふらと路地の奥へと消えていった。
「超こぇえ…」
僕はわざわざ遠回りをしてアパートに戻ってきた。
部屋のカギが掛かっているのを確認し、さっさと開ける。


「道を教えてください」
真っ暗な部屋の中から声がした。



第20夜
ヤマノケ



つい先日の話。
娘を連れて、ドライブに行った。
なんてことない山道を進んでいって、途中のドライブインで飯食って。
で、娘を脅かそうと思って舗装されてない脇道に入り込んだ。
娘の制止が逆に面白くって、どんどん進んでいったんだ。
そしたら、急にエンジンが停まってしまった。
山奥だからケータイもつながらないし、車の知識もないから娘と途方に暮れてしまった。
飯食ったドライブインも歩いたら何時間かかるか。
で、しょうがないからその日は車中泊して、次の日の朝から歩いてドライブイン 行くことにしたんだ。

車内で寒さをしのいでるうち、夜になった。
夜の山って何も音がしないのな。
たまに風が吹いて木がザワザワ言うぐらいで。
どんどん時間が過ぎてって、娘は助手席で寝てしまった。
俺も寝るか、と思って目を閉じてたら、何か聞こえてきた。

今思い出しても気味悪い、声だか音だかわからん感じで…

「テン(ケン?)・・・ソウ・・・メツ・・・」って何度も繰り返してるんだ。

最初は聞き間違いだと思い込もうとして目を閉じたままにしてたんだけど、 音がどんどん近づいてきてる気がして、たまらなくなって目を開けたんだ。
そしたら、白いのっぺりした何かが、めちゃくちゃな動きをしながら車に近づいて くるのが見えた。

形は「ウルトラマン」のジャミラみたいな、頭がないシルエットで 足は一本に見えた。
そいつが、例えるなら「ケンケンしながら両手をめちゃくちゃに 振り回して身体全体をぶれさせながら」向かってくる。
めちゃくちゃ怖くて、叫びそうになったけど、なぜかそのときは 「隣で寝てる娘がおきないように」って変なとこに気が回って、叫ぶことも逃げることも できないでいた。

そいつはどんどん車に近づいてきたんだけど、どうも車の脇を通り過ぎていくようだった。
通り過ぎる間も、「テン・・・ソウ・・・メツ・・・」って音がずっと聞こえてた。

音が遠ざかっていって、後ろを振り返ってもそいつの姿が見えなかったから、ほっとして 娘の方を向き直ったら、そいつが助手席の窓の外にいた。
近くでみたら、頭がないと思ってたのに胸のあたりに顔がついてる。
思い出したくもない恐ろしい顔でニタニタ笑ってる。

俺は怖いを通り越して、娘に近づかれたって怒りが沸いてきて、「この野郎!!」って 叫んだんだ。
叫んだとたん、そいつは消えて、娘が跳ね起きた。

俺の怒鳴り声にびっくりして起きたのかと思って娘にあやまろうと思ったら、娘が
「はいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれた」
ってぶつぶつ言ってる。
やばいと思って、何とかこの場を離れようとエンジンをダメ元でかけてみた。
そしたらかかった。
急いで来た道を戻っていった。
娘はとなりでまだつぶやいている。
早く人がいるとこに行きたくて、車を飛ばした。
ようやく街の明かりが見えてきて、ちょっと安心したが、娘のつぶやきが「はいれたはいれた」から「テン・・ソウ・・メツ・・」に いつの間にか変わってて、顔も娘の顔じゃないみたいになってた。

家に帰るにも娘がこんな状態じゃ、って思って、目についた寺に駆け込んだ。
夜中だったが、寺の隣の住職が住んでるとこ?には明かりがついてて、娘を引きずりながら チャイムを押した。

住職らしき人が出てきて娘を見るなり、俺に向かって「何をやった!」って言ってきた。
山に入って、変な奴を見たことを言うと、残念そうな顔をして、気休めにしかならないだろうが、 と言いながらお経をあげて娘の肩と背中をバンバン叩き出した。

住職が泊まってけというので、娘が心配だったこともあって、泊めてもらうことにした。
娘は「ヤマノケ」(住職はそう呼んでた)に憑かれたらしく、49日経ってもこの状態が続くなら 一生このまま、正気に戻ることはないらしい。
住職はそうならないように、娘を預かって、何とかヤマノケを追い出す努力はしてみると言ってくれた。
妻にも俺と住職から電話して、なんとか信じてもらった。
住職が言うには、あのまま家に帰っていたら、妻にもヤマノケが憑いてしまっただろうと。
ヤマノケは女に憑くらしく、完全にヤマノケを抜くまでは、妻も娘に会えないらしい。

一週間たったが、娘はまだ住職のとこにいる。
毎日様子を見に行ってるが、もう娘じゃないみたいだ。
ニタニタ笑って、なんともいえない目つきで俺を見てくる。
早くもとの娘に戻って欲しい。

遊び半分で山には行くな。

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